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フライを極める
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volume 4 ロッドを手に入れるとき、長さについてちょっと一言 宇田 清

 ロッドを選ぶって、いろいろ考えてしまって、1本選ぶのにも大変ですね。でもまた、それが楽しいからいっそう悩む。それにいろいろなロッドがあるからね。

  今回は、アクションや色、ラッピング等とは別に自分の今持っているロッドより、もう少し長いのがほしいとか、短いのがほしいとか思うことがあるでしょう。そんなときのちょっとした注意点について話します。

 いろいろな種類のロッドが出ているので、その人その人によって選択する思いは異なると思います。ちょっと整理して考えるといろいろ楽しくなってきます。
 注意する点を箇条書きにしてみました。

1.自分がいつも釣りをしているときグリップのどのあたりを握っているか?
  それぞれ癖があるので釣り場で確認しないといけません。
  (練習でキャスティングしているときと違うのにびっくりすることもあるよ)
2.いつも自分はどういうグリップの握り方をしているのか。
  これも釣り場で確認しないといけません。
3.どんな形のグリップを考えているのか。
4,いつも使っているグリップの長さ。

 だいたいこの4項目を釣っているときに確認してみましょう。

 練習等でキャスティングするときは、目の前に魚がいないので握ったとおりにキャスティングしているのがわかります。実際釣りをしていると変わってくるのです。これはキャストする周辺の状況が違うので知らずしらず自分で対応しているのですね。練習と実際の釣りと条件が変わっても変化しない人もいますけど。

 やぶ沢等に入ったときは枝、木、岩等の障害物があった時は「もう少しロッドが短ければ」なんて思うでしょう。そんな時、私は無意識のうちにグリップの先のほうに手が移動しています。そうするといつも握っている位置より2インチ位短くなったりします。

 釣り上りをする時等は、岩の先のポイントにフライを落としたい時、もう少し長いロッドが必要かなと思いますし。そんなときは握った手をリールにくっつく様に持ってキャストするでしょう。これは8フィートのロッドでしたら8フィート2インチのロッドの役目をしていることになりますね。

 こんなことがあるので現場で確認してみる1と2は知っておいたほうが得ですね。

 このように自分のグリップ範囲とか癖を知っておくとロッドを選ぶときの参考になります。長いロッドがほしいな、と思う人は、自分がどのくらいまでグリップの握りを移動したりしているか知っておくと8フィートを持っている人だったら8フィート2インチなんてあまり意味がない。もう少し長いロッドのほうがいいかなと思います。短いほうも同じようなことがいえます。

 そうそう、メーカーによってはグリップが長いロッドもあって、移動できる範囲も大きくなるのでロッドを選ぶ時はグリップの形状だけでなく長さもチェックしたほうが良いと思います。

 今までのことは癖とかグリップの形、長さなどで話しましたが、自分のキャスティングにぴったり合った長さがあること、これは体力、キャスティングのタイミング、キャスティングのしかた、アクションなどで自分にぴったりの長さを選び出すことも重要ですね。

  そんなこんな考えているとフライフィッシングって楽しいですね。
 あぁまた釣りに行きたくなって来た。


P r o f i l e

宇田 清(うだ きよし)
●1947年生まれ。フライフィッシング歴30年のロッドビルダー。
●フライフィッシングを楽しむかたわら、神奈川でバンブーロッドの制作をはじめる。その後、岩手の自然環境に惚れ込み、岩手県に移住しフライロッド工房「カムパネラ」を設立。
● BE-PAL、Fly Fisher、Fly Rodders ほか情報誌に多数出演。
●岩手県紫波町在住。



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